9年ぶり雨天中断の珍事で発生
米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は30日（日本時間31日）、本拠地カージナルス戦に今季2度目の先発登板を迎え、5回2安打無失点、5奪三振、無四球と好投した。3回頃から雨が強まり、1席24万円ほどの客席がガラ空きに。日本人ファンも「ほとんどいなくなっちゃったw」と珍事に注目した。
徐々に強まる雨に豪華な客席を手放すファンも現れた。スタンドの多くを埋めたドジャースファン。しかし、3回頃から雨が強くなり、4回にはボールも見えづらくなるほど。山本がマウンドに立っていたが、試合開始時は満席だったバックネット裏の客席は少しずつ人が減っていった。ドジャースタジアムは傘や応援ボードの持ち込みは禁止。雨具を被る人もいたが、我慢ならず席を立つ人が目立った。
ドジャース公式サイトによると、「ダグアウト・クラブ・プレミアム」という特別席。専用プライベートスペースや複数のバー、無料の食事、ノンアルコール飲料も利用可能という。一番高いプラチナムはフルシーズン（80試合）で12万8560ドル（約1945万円）。1試合あたり約24万円となる。
この日の来場者は4万5019人。中継では客席の様子が映り込み、X上の日本人ファンは「バックネット裏ほとんど人いなくなっちゃったぞww」「雨だから？」「スタンド空席だなーと思ったら、年に数回しかない雨だからか」と驚きの声などが上がった。
山本が0-0の5回のマウンドに上がる前に試合中断。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者のXによると、ドジャースタジアムで雨天中断となるのは2015年4月7日以来9年ぶりの珍事だった。試合再開時には客席も埋まり、山本は5回も無失点。チームは延長の末に5-6で敗れたが、好投した山本やムーキー・ベッツの4戦連発ソロなどには大声援が注がれていた。
THE ANSWER編集部
