10人のPSGがヴィティーニャ&ゴンサロ・ラモス弾で“ル・クラスィク”を制す!【リーグ・アン】

[写真:Getty Images]

リーグ・アン第27節のマルセイユvsパリ・サンジェルマン(PSG)の“ル・クラスィク”が3月31日にスタッド・ヴェロドロームで行われ、0-2でPSGが勝利した。

代表戦前のモンペリエ戦でリーグ戦4試合ぶりの白星を飾った首位PSG(勝ち点59)が、公式戦2試合勝利のない7位マルセイユ(勝ち点39)のホームに乗り込んだ一戦。

共に[4-3-3]の布陣を採用し、ミラーゲームの形となった試合。キックオフから主導権争いが続くなか、PSGは5分にチャンス。デンベレのパスでボックス右深くまで駆け上がったコロ・ムアニがダイレクトで折り返すと、GKパウ・ロペスが弾いたボールをファビアン・ルイスが詰めたが、シュートは枠を外れた。

対するマルセイユは17分、敵陣中盤で得たFKのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、バイタエルエリア中央でボールを拾ったヴェレトゥがミドルシュートでゴールを脅かしたが、左ポストを掠めたボールは左に外れた。

徐々にポゼッションで上回るPSGは、29分にデンベレンのスルーパスでボックス右から侵入したコロ・ムアニに決定機が訪れたが、シュートは飛び出したGKがブロック。さらに30分には、中盤からドリブルでボックス内まで切り込んだデンベレがシュートを放ったが、これはゴール左に外れた。

ハーフタイムにかけても拮抗した展開が続く中、PSGは40分に自陣からのクリアボールに反応したオーバメヤンをベラウドが横から押し倒すと、オンフィールドレビューの末に悪質なタックルと判定され、一発退場となった。

ゴールレスで迎えた後半、10人のPSGはコロ・ムアニを下げてイ・ガンインを投入。すると53分、ドリブルで中央を切り裂いたヴィティーニャのパスをボックス右に侵入したデンベレがダイレクトで折り返すと、ボックス中央で再びボールを受けたヴィティーニャがワントラップからゴール左へシュートを流し込んだ。

先制を許したマルセイユだったが、すぐに反撃。すると58分、ボックス左横でパスを受けたアリがカットインからシュート。これはGKドンナルンマに弾かれたが、こぼれ球をヴェレトゥが右足ボレーでゴールに叩き込んだ。だが、同点かに思われたこのプレーはオフサイドポジションでGKのプレーに関与したルイス・エンヒキのオフサイドを取られてゴール取り消しとなった。

その後は両チームが選手を入れ替えながらゴールを目指すと、再びスコアを動かしたのはPSGだった。相手CKのクリアボールからカウンターを仕掛けると、アセンシオのラストパスを受けたゴンサロ・ラモスがボックス内まで切り込み、ゴールネットを揺らした。

2点を追うマルセイユは87分、ウナイのロングフィードからゴール前に抜け出したムンバグナがチャンスを迎えるが、これは飛び出したGKがパンチング。さらにこぼれ球をアリが詰めたが、これもGKドンナルンマの体を張ったセーブに防がれた。

結局、試合はそのまま0-2でタイムアップ。数的不利ながら後半の2得点で“ル・クラスィク”を制したPSGが2年連続のシーズンダブルを達成した。

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