奈良でサクラ開花 春、芽吹き

平年より3日遅く開花した標本木の桜=31日、奈良市東紀寺町1の奈良女子大付属中等教育学校

 奈良地方気象台は31日、奈良市でサクラ(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より3日遅く、昨年より11日遅かった。

 花が5~6輪咲いた状態を開花とし、同市東紀寺町1丁目の奈良女子大学付属中等教育学校内の標本木でこの日、十数輪咲いているのが確認された。

 同気象台によると、近畿地方では京都、和歌山、大阪に次ぐ開花。1週間から10日ほどで満開になるという。同気象台の新井眞主任技術専門官は「やっと開花してほっとした。今後一週間程度は暖かい日が続くので、県内各地の桜も順調に開花していく」と話した。

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