Number_i、NiziU、Travis Japan、ME:I……『CDTV』4時間半スペシャルに注目グループ続々

4月1日18時30分より『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)4時間30分スペシャルが放送される。出演アーティストは福山雅治がドラマ『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)主題歌の「ひとみ」を披露するのをはじめ、Creepy Nutsがヒット中の楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」とドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の主題歌「二度寝」の2曲を披露。なかでも注目したいのは、複数の若手ボーイズ・ガールズグループがラインナップされている点。フレッシュなパフォーマンスも見どころのひとつとなりそうだ。

3月18日にリリースした4thデジタルシングル「T.G.I. Friday Night」がBillboard JAPANのダウンロードソングチャート「Download Songs」で初登場1位を記録したTravis Japan(※1)。金曜の夜を華やかに彩る、心躍るパーティーチューンで、コレオグラフはs**t kingzが手がけた。しなやかで華のあるダンスに注目したい。またTravis Japanは「踊ってみた企画」への出演も決定しており、King Gnuの楽曲「Teenager Forever」をパフォーマンスする。イントロをはじめとしたアコースティックギターのカッティングが印象的なアップテンポの楽曲で、疾走感溢れる世界観とダンスをどう融合させるのか。Travis Japanの持ち前のスキルを発揮した楽しいステージを見せてくれるのではないかと期待が高まる。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン『ユニ春』新TVCMのテーマソングに起用された「Memories」を披露するNiziU。今年でデビュー4年目を迎え、デビュー当時から比較すると大人っぽい雰囲気も感じられる。なんといっても耳にした誰もがハッピーになるような、彼女たちにしか出せない世界観を確立しつつある。今作では、ポップでキュートな春らしい楽曲で番組を彩ってくれるだろう。

今回、番組に初登場するアーティストはNumber_i、ME:I、ZEROBASEONE、NARITA THOMAS SIMPSONの4組。

平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太によるNumber_iは、TOBEアーティストが集結した初の東京ドーム公演『to HEROes ~TOBE 1st Super Live~』を終えたばかり。今回披露するのはデビュー曲の「GOAT」と「Blow Your Cover」をフルサイズでパフォーマンスする。最近は音楽番組への出演も増えており、かねてからのファンに加えて普段SNSには積極的ではない層など、幅広い視聴者に向けてのお披露目の機会とも言える。新たな一歩を踏み出した彼らのパフォーマンスに注目だ。

「Click」「LEAP HIGH! ~明日へ、めいっぱい~」の2曲を披露するのは11人組ガールズグループ・ME:I。サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(TBS系)で“国民プロデューサー”(視聴者)から選ばれたメンバーで構成されている。透明感と笑顔が印象的で、ファッショナブルなステージになるのではないかと予想する。グループ名に込められた日本の世代を代表する“未来のアイドル”として、どんなパフォーマンスで視聴者の心を掴むのか。若き奮闘を見守りたい。

ZEROBASEONEは、グローバルボーイズグループデビュープロジェクト『BOYS PLANET』出身の第5世代K-POPボーイズグループ。多国籍の9人構成で、グループ名は「輝かしい始まり」という意味。韓国でリリースしたミニアルバムは2作連続でダブルミリオンを記録。また、3月20日には日本デビューを果たし、日本1stシングル『ゆらゆら -運命の花-』は海外アーティストの歴代デビューシングル最高売上枚数を記録と大ヒットを記録。初登場、そして“第5世代K-POPグループ”という視点からも注目を集めそうだ。

さらに、ガールズグループとしては「NEW KAWAII」を披露するFRUITS ZIPPERも登場。アソビシステム所属の7人グループで、“ふるっぱー”の愛称で親しまれている。2022年に結成され、昨年は『第65回日本レコード大賞』最優秀新人賞を受賞。2022年4月にリリースされた2ndデジタルシングル「わたしの一番かわいいところ」はTikTokで火がつき、楽曲視聴数は9億超えという驚異的な数字を叩き出している。SNSからヒットするという現代ならではのアプローチが新鮮だが、地上波放送ではどんなパフォーマンスを見せるのか、“ふるっぱーワールド”に期待だ。

国内外で勢いを増すボーイズ・ガールズグループ。彼らの活躍が音楽シーンにどんな新風を吹き込むのか。新時代を切り拓く若きアーティストたちのパフォーマンスに注目したい。

(文=柚月裕実)

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