衝撃の数字を叩き出した韓国の出生数、ネットには「国が滅びる」「海外移住を」の声

27日、韓国メディア・毎日経済は「今年1月の出生児数は2万1000人台で、1月基準としては過去最低水準を記録した」と伝えた資料写真。

2024年3月27日、韓国メディア・毎日経済は「今年1月の出生児数は2万1000人台で、1月基準としては過去最低水準を記録した」と伝えた。昨年は合計特殊出生率が過去最低水準の0.72となったが、今年は0.7台すら崩壊する可能性があると懸念されるという。

統計庁によると1月の出生児数は2万1442人で、前年同月より7.7%減少した。人口1000人に対する出生数の割合を示す粗出生率は5.0で、前年同月より0.3下がった。ただ、出生児数は昨年3月の2万1218人を最後に1万人台が続いており、今年1月は10カ月ぶりの2万人台回復だった。出生児数は年初に多い傾向があり、統計庁関係者は「学年の始まりに合わせ1月に出産することを親が好んでいるとみられる」と話している。

1月の死亡者数は3万2490人で、前年同月より0.5%減少した。1月の出生児数が死亡者数より大幅に減少し、人口は1万1047人自然減少した。2019年11月から51カ月間、減少傾向が続いている。

1月の結婚は2万8件で、前年同月より11.6%増加した。月ベースで2万件を突破したのは2020年12月以来。離婚も7940件で9.5%増えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国の20~30代は早く海外に移住したほうがいい。若い世代のことを考えてくれる586世代(1960年代生まれ)や政治家なんていないぞ」「全ての少子化対策を廃棄し、そのお金を直接出産した家庭に支援してはどうか。子供が中学校に入るまで両親のどちらかは育児だけに専念できるように」「メディアの影響も大きいと思う。最近のテレビ番組は結婚地獄だ、子供がいると苦労するとか、独身、離婚、家庭崩壊なんかを扱ったものが多い」「出産奨励政策なんかより、生まれてきた子供たちをしっかり育てている幸せな家庭を見るほうが子供を持とうという気持ちになれるだろうに。周囲には苦労している家庭ばかり。こんな環境では子供に申し訳なくて、そんな気になれないよ」「国会議員がまともに仕事していないせいだ。自分たちの金もうけのことしか頭にない。この国は50年以内に滅びるぞ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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