日本の女子サッカーリーグ、過酷すぎる日程は「異常でしかない」 なでしこGKも疑問視

新潟Lの過密スケジュールに反響(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

新潟Lは3月だけで7試合を消化

アルビレックス新潟レディース(新潟L)は3月30日、WEリーグ第13節でノジマステラ神奈川相模原とアウェーで対戦し、1-0で勝利した。新潟Lにとって過密日程のなかで行われた5連戦を3勝1分1敗で終えた。

新潟Lにとって過酷な2週間となった。3月16日のリーグ第10節のちふれASエルフェン埼玉戦(1-0)から怒涛の5連戦。20日に第11節でジェフユナイテッド千葉とのアウェーゲーム(0-0)を戦うと、24日には再びホームに戻り、第12節でセレッソ大阪ヤンマーレディース(1-0)と戦った。

そして27日には浦和レッズレディースが「AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament」に出場する影響で前倒しとなった第20節が予定通り開催。22日に同大会決勝の中止が発表されたものの、リーグ戦は予定通りに開催され、新潟Lは0-2で敗戦。30日には相模原との第13節を迎え、FW川澄奈穂美の決勝ゴールで勝利。過酷な5連戦を終えた。

新潟Lの橋川和晃監督は相模原戦後のインタビューで、「これだけの日程をスタッフがマネジメントして、選手は戦って、ほかに何を望みますか。この勝ち点を獲れた選手を私は誇りに思います」と、試合日程を訴えるようなメッセージを発信。選手・スタッフを称えた。

橋川監督のコメントはSNSでも反響を呼んだ。INAC神戸レオネッサでプレーし、なでしこジャパンとしての経験を持つGK山下杏也加も自身の公式X(旧ツイッター)で「新潟Lの連戦は異常でしかない」と、新潟が戦った過密日程を疑問視した。

ファン・サポーターも新潟Lが戦った過密日程について「何故あの様な日程になってしまうのか」「こういった声でリーグが変わること、期待します」「不公平すぎる日程」「怪我も心配になる」「それは監督が怒るの分かるわ」「本当によく頑張った」など、反響の声が上がっていた。

■新潟Lの過酷5連戦のスケジュール

3月16日 第10節 ちふれASエルフェン埼玉(1-0/ホーム)
3月20日 第11節 ジェフユナイテッド千葉(0-0/アウェー)
3月24日 第12節 セレッソ大阪ヤンマーレディース(1-0/ホーム)
3月27日 第20節 浦和レッズレディース(0-2/アウェー)
3月30日 第13節 ノジマステラ神奈川相模原(1-0/アウェー)(FOOTBALL ZONE編集部)

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