入館者数が震災後最多61万人 23年度、アクアマリンふくしま

 アクアマリンふくしま(いわき市)の2023年度の入館者は61万1040人(前年度比2万6476人増)となり、東日本大震災後で最も多かった。60万人を超えたのは震災後初めて。同館が31日、発表した。

 同館は増加の要因として新型コロナウイルスの5類移行による旅行需要の回復を背景に、昨年3月に新装オープンした子ども体験館「アクアマリンえっぐ」や各種企画展などが誘客につながったとみている。

 入館者数の推移は【グラフ】の通り。震災前の10年度は86万1326人が訪れたが、震災で被災して約4カ月間休館した11年度は25万8244人にまで減少した。

 12~19年度は50万人台で推移し、新型コロナ禍となった20、21年度は30万人台に落ち込んでいた。

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