春日井市と包括連携協定 バローHD、教育や福祉で協力

協定書を手にする小池社長(左)とフードドライブポストを持つ石黒市長

 【尾東】バローホールディングス(HD、本部多治見市)は、春日井市と包括的な連携と協力に関する協定を締結した。バローグループが春日井市内に有するスーパーマーケットやドラッグストア、ホームセンターなどの店舗や人材を活用し、多様化する行政や地域の課題解決に取り組む。

 子育て支援・教育の推進では、今夏から小学校の水泳の授業を同グループのスポーツクラブ「アクトス」で実施し、小学校のプールの老朽化対策や指導力強化を図る。また、市内3店舗のスーパー「バロー」店内に、余った食品を回収する「フードドライブポスト」を設置。集まった食品を、子ども食堂などに取り組む市内25団体が参加する「市フードドライブ事業ネットワーク連絡会」に提供する。

 市役所で締結式が行われ、バローHDの小池孝幸社長は「具体的な取り組みで成果を出し、健康的なまちづくりを支援していく」と語った。石黒直樹市長は「行政の課題はいろいろある。これからも幅広い分野で力をお借りしたい」と述べた。

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