中国EV市場、シャオミの参入で競争複雑化―シンガポールメディア

中国のハイテク大手、小米(シャオミ)は3月28日、電気自動車(EV)参入の第1弾モデルとなる小型セダン「SU7」を発売した。

中国のハイテク大手、小米(シャオミ)は3月28日、電気自動車(EV)参入の第1弾モデルとなる小型セダン「SU7」を発売した。

価格は21万5900元(約452万円)からで、米EV大手テスラの小型セダン「モデル3」の中国での販売価格25万1900元からを下回る。

中国メディアの毎日経済新聞によると、SU7の予約は受け付け開始から4分で1万台、7分で2万台、27分で5万台を突破する勢いを見せた。

中国メディアの参考消息によると、シンガポール華字メディアの聯合早報は、SU7の発売について「この出来事は、中国という世界最大の自動車市場でEVメーカーが価格競争を繰り広げる中で起きた」とし、「中国EV市場で競争がさらに激化することを示唆するだけでなく、中国自動車産業の長年にわたる発展と変化も映し出している」と指摘した。

聯合早報は「シャオミ、華為技術(ファーウェイ)、百度(バイドゥ)などのハイテク大手がEV市場に参入し、好調なメーカーもあるものの、比亜迪(BYD)、蔚来(NIO)、小鵬(XPeng)、理想(Li Auto)などの新興勢力と比べると、ブランドの影響力という点で見劣りする」とし、「確かなのは、中国EV市場で競争が複雑化するということだ。国内ブランドは、海外ブランドとの競争だけでなく、価格、インテリジェンスレベル、サービス体験、ブランド構築などあらゆる面で激しい競争を繰り広げることになる」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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