HD現代重工業、ペルーに艦艇4隻「受注」=韓国企業の中南米「防衛産業」輸出で “過去最大”

韓国のHD現代重工業はペルーから艦艇4隻の受注を獲得し、中南米の艦艇市場に本格進出することになった。今回の受注は、韓国企業による中南米「防衛産業」輸出における過去最大規模である。

HD現代重工業は29日「最近、ペルー国営“SIMA造船所”から3400トン級護衛艦1隻・2200トン級遠海警備艦1隻・1500トン級上陸艦2隻、計4億6290万ドル(約700億円)規模の艦艇4隻に関する現地建造共同生産優先交渉対象者に選定された」と明らかにした。

HD現代重工業による中南米への艦艇輸出は、2001年ベネズエラに軍需支援艦(1万ドン級)を引き渡して以来23年ぶりである。

HD現代重工業はSIMA造船所と協力し、2029年までにこれらの艦艇を順次ペルー海軍に引き渡す計画である。HD現代重工業が艦艇の設計・機資材の供給および技術支援を遂行し、SIMA造船所が最終建造を担うことになる。

HD現代重工業側は「特に今回の受注は、国防部(省)・防衛事業庁・産業通商資源部(省)・駐ペルー韓国大使館・KOTRA(大韓貿易投資振興公社)などの政府機関と企業が “チームコリア”となり、イタリア・スペイン・オランダなどそうそうたる競争国をおさえ「受注」を勝ち取ったという点で、一層意味深い」と説明した。

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