中国山東省の経済運営、1~2月は回復・上向き基調を維持

中国山東省の経済運営、1~2月は回復・上向き基調を維持

山東省淄博市臨淄区のスマート設備メーカー、遨博(山東)智能機器人で撮影した協働ロボット。(資料写真、淄博=新華社記者/張浩波)

 【新華社済南4月1日】中国山東省統計局はこのほど、同省の1~2月の経済統計を発表し、経済は回復・上向き基調を維持し、安定したスタートを切ったと分析した。一定規模(主要業務の年間売上高2千万元、1元=約21円)以上の工業企業の増加値(付加価値額)は前年同期比9.4%増となった。業種別では、化学工業が10.3%、非鉄金属が15.1%、消費財が8.1%それぞれ増加した。

 固定資産投資は5.3%増となった。うち製造業が8.0%増で全体の伸びを2.3ポイント押し上げた。インフラが5.5%で1.1ポイント押し上げた。社会消費財小売総額は7.2%増の5890億6千万元だった。

 新技術、新産業、新業態、新モデルに代表される「四新経済」への投資は8.9%増で、全体に占める割合が53.6%だった。うちハイテク製造業は26.2%増、ハイテクサービス業は73.0%増となった。

 新規登録した市場主体(企業や事業者など)数は25万6千社で、うち企業が4.2%増の8万4千社となった。一般公共予算(一般会計に相当)収入は1.0%増の1453億元、支出は7.1%増の1946億1千万元だった。

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