二本松市グリーンフィールドでオープニングセレモニー 「世界で活躍するアスリートを」 サッカー教室も

施設の供用開始を祝った関係者ら

 福島県二本松市の多目的運動広場「二本松市グリーンフィールド」が1日に供用開始するのを前に、31日、オープニングセレモニーが現地で行われた。

 市やサッカー競技の関係者らが出席。三保恵一市長は「世界や日本の舞台で活躍できるアスリートを輩出していきたい」とあいさつした。記念品贈呈で、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三名誉会長が三保市長にサッカー日本代表のレプリカユニフォームを手渡した。

 グラウンドで蹴り初めを行い、三保市長や、元Jリーガーでベガルタ仙台などで活躍した萬代宏樹さん(市内出身)、地元のサッカースポ少の子どもらがシュートを放った。サッカー教室も開かれ、萬代さんと子どもらがボールを追いかけた。

 セレモニー終了後、田嶋名誉会長は「世界に通用する人間を育ててほしい」と期待を寄せた。

 東日本大震災後に避難した浪江町民の仮設住宅があった場所に設けられた。3.7ヘクタールの敷地にJFA公認の人工芝サッカー場2面を整備した。うち1面には夜間照明設備を設け、夜間にも競技を行える。利用時間は午前9時から午後9時まで。年末年始(12月29日~1月3日)は休業。利用料は、スポーツを目的として利用する場合、人工芝コート1面が1時間当たり2200円。

萬代さん(右)と夢中でボールを追う子どもたち

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