富山県の特産で、透き通った淡いピンク色の美しさから「富山湾の宝石」とも呼ばれるシロエビの漁が1日、解禁された。同県射水市の新湊漁港で水揚げされ、初競りでは威勢のよい声が飛び交った。
夜明け前、沖合約2キロの漁場に向けて4隻の漁船が出港。午前7時半ごろに最初の船が戻ると、籠いっぱいのシロエビがすぐ競りにかけられた。
新湊漁協理事の松本隆司さん(52)は「量、大きさも初日にしては上々」と話した。
シロエビは主に深海に生息し、専門の漁が行われているのは全国で富山湾のみ。夏にピークを迎え、11月末まで続く。刺し身や天ぷらとして人気があり、県内外の飲食店などに出荷される。