県が山形市の霞城セントラル1階の「やまがた観光情報センター」を改修して設けた県産酒の有料試飲コーナーが31日、報道機関に公開された。4月1日から一般に開放され、本県が誇る日本酒やワインを楽しむことができる。
センターでは県内の観光地、名所などのパネルを展示し、パンフレットも置いている。本県の魅力を体感してもらおうと、県は日本酒やワインの有料試飲コーナーを設けた。インバウンド(訪日客)を意識した和風の内装で、県産材を使用している。
県内70の製造元の中から定期的に入れ替え、常時30種類の日本酒と12種類のワインを提供する。500円で専用コイン3枚とカップに交換し、好みの3種類を飲むことができる。
だだちゃ豆などを使った本県ならではつまみや、県産フルーツのジュースも自動販売機で提供する予定。酒蔵やワイナリーの担当者を招いた「飲みmonth(マンス)」を月1回程度開催する。初回は4月20日。報道機関向けの説明会で、県の担当者は「試飲をきっかけに、酒蔵やワイナリーなど県内各地に足を運ぶきっかけにしてほしい」と話した。