展望デッキやカフェ新設 あたご天狗の森公園 茨城・笠間 1日供用開始

茨城県笠間市が進めていた、愛宕山の「あたご天狗の森公園」(同市泉)の再整備が完了した。古くなった休憩施設をリノベーションし、抜群の眺望が堪能できる展望デッキやカフェ、シャワー室、新しい遊具などを設置した。1日から供用を開始する。開所式が3月31日、桜の咲き始めた同所で開かれた。関係者らは新施設を内覧し、地域のシンボル、愛宕山のさらなる魅力向上に期待を込めた。

リニューアルのコンセプトは「心も体も切り替わる中継地点」。築20年超だった休憩施設「あたごフォレストハウス」は1棟増築し、計3棟とした。既存2棟のうち1棟は案内所とシャワー室、もう1棟は会議などができる多目的スペースとした。増築棟は、コーヒーや軽食を提供するカフェと展望デッキとなっている。一方、ウッドデッキ3基を山の斜面に新設。人研ぎすべり台や、カラフルな丸太ステップも設置した。指定管理者の笠間観光協会が運営、管理する。総事業費約2億2千万円。

この日の式典には、市議や施工業者ら関係者約25人が出席。山口伸樹市長が「ここを拠点にイベントや仕掛けをして、愛宕山に足を運んで、楽しんでもらえることを進めたい」と述べた。この後、山口市長と大関久義市議会議長、同観光協会の本間敬会長がテープカットした。

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