テニス=シナーがマイアミ・オープン初優勝、世界ランク2位へ

[31日 ロイター] - テニスのマイアミ・オープンは31日、米マイアミで男子シングルス決勝を行い、第2シードで全豪オープン王者ヤニク・シナー(イタリア、22)が大会初優勝を果たした。

第11シードのグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア、32)と対戦したシナーは、第1セットを6─3で取ると、第2セットは6─1と圧倒。ファーストサーブのポイント獲得率は88%、ウィナーは15本という内容でストレート勝ちした。

シナーは試合後、「準決勝、決勝では自分のレベルを劇的に引き上げることができた。それをコートで証明したし、結果は間違いなく素晴らしいものだ。重要な場面で非常にいいサーブを打てたと思うし、それは大きな自信になる。フィジカル的にも調子が良く、試合後でもフレッシュな感じだ」と充実感をみなぎらせた。

マスターズ1000大会で2度目のタイトル獲得となったシナーは、これで直近26試合で25勝。次回の世界ランキングでは、カルロス・アルカラス(スペイン)を抜いて2位に浮上する見込み。

イタリア勢の2位は史上最高成績で、シナーは「ナンバー2になるのはとんでもない偉業だ。私はごく普通の家庭の出身。父はまだ仕事をしているし、母も仕事に出ているので、こんなことになるとは誰も予想していなかったに違いない。そのポジションに立てるのは素晴らしい」と喜んだ。

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