鉄道車両メーカーの中国中車、23年は増収増益

鉄道車両メーカーの中国中車、23年は増収増益

中国中車長春軌道客車が独自に開発した中国初の水素エネルギー都市列車。(2024年3月21日撮影、長春=新華社記者/王帆)

 【新華社北京4月1日】中国の鉄道車両メーカー、中国中車がこのほど発表した2023年12月期決算は、売上高が前年比5.1%増の2342億6200万元(1元=約21円)、純利益が0.5%増の117億1200万元、非経常項目を除く純利益は14.2%増の91億600万元だった。

 売上高を事業別にみると、鉄道設備事業は18.1%増の981億9100万元で、動車組(動力分散式列車)と客車の大幅増収が寄与した。うち機関車の売上高は279億8500万元、客車は96億9900万元、「動車組」は418億2900万元、貨車は186億7800万元となった。

 都市軌道交通・インフラ事業は9.7%減の503億3400万元、新産業は4.6%増の806億2400万元、現代サービス業は26.1%減の51億1200万元となった。

 中国本土以外の売上高は13.8%増の277億3300万元。新規契約額約2986億元のうち、国際契約は14.7%増の約584億元と、7年ぶりの高水準をつくった。

 科学技術イノベーションも強化し、研究開発投資をさらに増やした。研究開発費支出額は約148億1300万元で、前年の132億9200万元より11.4%増え、売上高全体の6.3%を占めた。

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