ベトナム代表の次期監督にドナドーニ? 新たな候補者にスペイン人の名も。現地メディア報じる「多様な指導歴は新たな視点をもたらす」

成績不振でフィリップ・トルシエが解任。空席となっているベトナム代表の監督に誰が就任するのか。

何人かの候補者が噂されるなか、現地メディア『VIETNAM SPORTS NEWS』は「ヨーロッパからさらに2人の候補者がVFF(ベトナムサッカー連盟)に申請書を提出」と題した記事で、「情報筋によると、代表チームの新監督探しは激化。合計4人の候補者が申請を提出しているという。最新の動向では2人のヨーロッパ人監督がレースに加わった」と伝えている。

1人はスペイン人だ。

「ルイスマ・エルナンデスも、フィリップ・トルシエ監督の空席を狙っている候補者の1人だ。1972年生まれのエルナンデスは、それほど目立った経歴を誇っているわけではないかもしれないが、韓国の大邱FCリザーブや、最近ではウズベキスタンのメタルルグ・ベカバドといった中小規模のクラブを率いた経験は、新たな挑戦に対する彼の準備の良さを際立たせている。多様な指導歴は、ベトナム代表に新たな視点をもたらすかもしれない」

もう1人はイタリア人だ。

「ロベルト・ドナドーニも候補者リストに加わっている。ピッチ内外での輝かしいキャリアで、彼は注目すべき候補者だ。著名なミッドフィルダーであるドナドーニは、セリエAで390試合に出場し、23ゴールを記録。成功した選手キャリアから一転、ユーロ2008ではマルチェロ・リッピの後任としてイタリア代表チームの指揮を執った。トップレベルのサッカーでの豊富な経験と、ヨーロッパ最高峰のトーナメントにおけるリーダーシップを兼ね備えており、指導者としての有力な候補者として位置づけられている」

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記事は、候補者に欧州からその名が挙がっていることに関して「ベトナムサッカーの魅力を浮き彫りにしている」と記し、「次期ヘッドコーチの選択は、最近の成功を積み上げ、世界大会におけるベトナムの存在感を高めることを目ざす代表チームの将来を形作るうえで、極めて重要だ」と続ける。

その他の新監督候補では、韓国人のキム・サンシクやキム・ドフンがリストアップされているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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