和牛・水田、コミュニケーションが苦手「美容室で店の人の話に完全無視も」

3月28日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「芸人持ち込み企画プレゼン大会」の回に、和牛・水田信二さんが出演していました。

水田さんが持ってきた企画は『ファンサービスできない芸人』。ファンサービスできない理由については、「間違ったことをされると気になってできない」「不器用でできない」「心が狭くてできない」などがあげられていました。

具体例としては「急いでいるときの『写真撮ってください!』」。急ぎ足のときにファンの方から声をかけられることがあり、そういった場合は、一組写真を撮ると次々とお願いされるため、立ち止まらないことにしているそうです。

しかし、絶対に写真を撮らないわけではありません。急ぎでないときや、水田さんが止まっているときに来てくれれば写真を撮るので、「(そのときを)見つけてほしい」と訴えていました。

筆者は以前、水田さんに人とのコミュニケーションについてお話を伺っています。その際に、街頭のキャッチセールスで声をかけられるのが苦手だと言っていました。

「自分が話しているときに全然知らない人に話の邪魔をされるって、めっちゃストレス感じるんです。知らない人にいきなり声をかけるなら、せめて今なら絶対大丈夫というタイミングを読んでほしいです」

水田さんの言う「今なら絶対大丈夫というタイミング」がキャッチセールスにもあてはまるかはわかりませんが、「水田さんが急いでないときや止まっているとき」ということが同番組を見てわかりました。

「美容室で、こっちはお客さんなのに、店側の人の話にお金を払ってる側が気をつかって付き合わなあかんときってありますよね。

前に、美容師さんと昔やってたスポーツは何かという話になって。美容師さんが『僕はスノボやってたんですけど、2年ぐらい前に足を骨折しちゃって。でも次の年、結局行っちゃうんですけどね(キメ顔)』みたいな話をされて。

若い女性のお客さんだったら『え? 怖くないんですか?』とかなると思うんですけど、僕は『知らんな~』と思ってまったく返事もせず無視しました」

もし水田さんのプレゼン企画が通れば、同番組で『ファンサービスできない芸人』を1時間放送することになります。

そこで、ゲストの小籔千豊さんから「こんなん言うてたらファン減るんちゃう?」という疑問が噴出。3月末をもって和牛を解散することが決まっている水田さんが、「正直、この時期にやるべきではないなと思います」と後悔して、スタジオメンバーは爆笑していました。

一見、気難しそうな水田さんですが、こういったお茶目な面も持っているのです。4月からはピン芸人人生がスタートします。今後は、水田さんのお茶目な部分をもっと見られることを楽しみにしています。

インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

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