軽妙なやりとりで会場沸かせる 1年の幸福願い240人が芸能を満喫 沖縄・浦添内間公民館

  「新春かりゆし芸能-交流の集い」が10日、沖縄県浦添市の内間公民館であった。地元で活動する金城呂介(ろうすけ)さん(85)の民謡研究所が主催し、コロナ禍を乗り越え日常が戻りつつある中、健康で明るい1年を願った。240人が来場し、多彩な演目を楽しんだ。

 神田さえ子琉舞研究所、後藤光子民謡研究所の会員も参加。かぎやで風で幕を開け、安波節、でんさー節などを披露した。

 得意のしまくとぅば漫談も披露した金城さん。共演者との軽妙なやりとりで会場を沸かせた。

 住みよい地域づくりを目指して活動する金城さん。「芸能を見ながら笑う機会があれば、住民が交流し、地域活性につながる。観客からの『ありがとう、楽しかったよ』が私たちの原動力になる」と語った。

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