大谷翔平は打球速度186.3キロの爆速二塁打を含む4打数1安打。ドジャースは8回に2本塁打で逆転勝利!

現地3月31日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平はセントルイス・カーディナルス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、6回の二塁打を含む4打席1安打。チームは2点ビハインドの終盤8回に2本塁打が飛び出すなど、5対4で逆転勝ちを収め、本拠地での4連戦を3勝1敗と勝ち越した。

大谷は初回の第1打席を見逃し。1点を先取された3回裏の2死一塁では、カウント2-2から外角低めのチェンジアップに手を出し、2打席連続三振を喫した。

ドジャース先発のギャビン・ストーンはカーディナルス打線に7安打を浴びながら2点に抑えていたが6回表、先頭打者に四球を与えたところで降板。ところが2番手のアレックス・ベシアはコントロールが安定せず2死満塁のピンチを招くと、押し出し死球と打撃妨害により2点を失い、点差を4点に広げてしまう。

だがその裏、相手先発スティーブン・マッツに3安打に抑えられていたドジャース打線が反撃の狼煙を上げる。先頭の大谷が1ストライクからの2球目、高めのチェンジアップを振り抜き、右翼線へのエンタイトル二塁打で出塁。打球速度はなんと115.8マイル(約186.3キロ)を叩き出し、今季最速をマークした。

続くフレディ・フリーマンの中ライナーの間に大谷は三塁まで進塁すると、4番テオスカー・ヘルナンデスが初球を打って左翼へのタイムリーツーベース。背番号17の二塁打がきっかけで、ドジャースが1点を返す。このあと投ゴロの間にもう1点を追加し、ドジャースが点差を2点に縮める。

7回裏、2死走者なしで大谷の4度目の打席は3番手のニール・パランテと対峙。4球連続155キロ前後の速球、変化球をはさんでカウント2-2に追い込まれると、最後は96.1マイル(約154.6キロ)の速球に詰まり投ゴロに倒れた。
ドジャースは8回裏、ヘルナンデスが3号ソロ本塁打で1点差に詰め寄ると、5番クリス・テーラーが四球で出塁。カーディナルスは左腕ジョン・キングに交代し逃げ切りを図るが、6番マックス・マンシーが4球目のスライダーをライトスタンドに豪快に放り込む2ランホームラン。劇的な一発で、ドジャースが5対4で逆転に成功した。

9回表はダニエル・ハドソンがきっちり3人で抑え、チームは4連戦を勝ち越した。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】痛烈な打球速度115.8マイル(約186.3キロ)!大谷翔平の“超速”二塁打!

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