オーク情報システムとチェンジ、 建設業向けドローンデータ統合プラットフォーム 「DroneDeploy」を販売開始

DroneDeployは、ドローンの撮影画像から建設現場の3Dモデルや点群データを生成し、測量・分析を行うことができる「Aerial機能」、360度カメラの撮影画像を位置情報と共に保存し、施工の進捗管理や情報共有を行うことができる「Ground機能」を搭載する建設業向けのクラウドソリューションだ。

写真撮影によるデータ収集から、データの分析、出力までの流れを全て「DroneDeploy」にて行えるため、それぞれの工程に要する時間を大幅に削減できる。スマートフォンなどのデバイスから、いつでもどこでも建設現場を詳細に確認でき、様々なツールと連携することも可能で、1つのUIから全ての情報へアクセスできるプラットフォームだという。

DroneDeploy Aerial

ドローンによる空中撮影の画像から「写真測量法」を用いて、3Dモデルや点群データを生成し、そのデータから距離や体積などの測量、現場状況の分析できる。

DroneDeployから作成した3Dモデル

空中撮影は、現場の全体を上空から撮影する「全体マップ」、構造物を横から撮影ができる「ファサード」、距離が長い現場を線状に撮影ができる「空中回廊」など様々な種類があり、ドローン撮影の飛行ルートの設定から、ドローンによる撮影、撮影データのクラウドシステムへの取り込み、データ出力まで、1つのシステム内で一気通貫の処理が可能だ。

DroneDeployから作成した全体マップ

DroneDeploy Ground

建設現場で撮影した360度画像を位置情報と共に図面上に保存できる。スマホやタブレットと360度カメラがあれば手軽に撮影を行うことができ、撮影したデータは360度画像のため撮り漏れもない。

時系列による画像比較

定期的に建設現場を撮影し画像を蓄積していくことで、現場から離れた場所にいる関係者との現場状況の共有、協力会社との作業間調整や指示出し、時系列での施工状況比較や工事進捗の確認、過去の状況の振り返りなど、様々なシーンで活用できる。

図面上にあるWalkthroughの軌跡

歩いて360度動画を撮影するだけで、図面上の歩いた位置をAIが自動で認識して画像を切り出して図面上にプロットしてくれる「Walkthrough機能」やBIMデータとの連携機能も搭載されている。

DroneDeployの特長

  • ●パソコンやスマホ、タブレットから、いつでもどこでも、あたかも建設現場にいるかのように状況確認が可能で、画像へのメッセージ入力でコミュニケーションも可能
  • ●ドローンの撮影ルート設定から飛行撮影、撮影データの取り込みとデータ出力まで、1つのシステム上で一気通貫の処理が可能
  • ●継続的な撮影を行うことで、過去と現在や完成時のBIMの設計データと実態を比較して確認可能
  • ●施工前の現地調査から施工中の記録、顧客への説明、施工後の営繕に活用でき、やり直しの低減や顧客満足度向上が可能

オーク情報システムは、建設業界におけるシステムの企画・構想から開発、運用・保守に至るまで総合的なサービスを提供する多彩な技術力を生かして、建設業界の変革を推進してきた。チェンジは、あらゆる企業や組織における人材育成や業務プロセスの支援を通じて様々な企業や団体のDX化を推進し、多様な産業におけるDX化の実績やノウハウを有しているという。

今回のDroneDeployの販売においては、両者の強みを活かして、建設業界に関わるあらゆる企業に最先端のドローン技術を提供することで、更なる業界の変革を支援するとしている。

▶︎オーク情報システム

© 株式会社プロニュース