矢板市長選挙告示 現職と新人の一騎打ちの選挙戦はじまる 投開票は4月7日

とちぎテレビ

任期満了に伴う矢板市長選挙が31日告示され、現職と新人による一騎打ちの選挙戦がスタートしました。

立候補したのは届け出順にいずれも無所属で、前の矢板市議会議員で新人の森島武芳候補37歳と、3回目の当選を目指す現職の齋藤淳一郎候補51歳の2人です。

森島候補は「矢板をあきらめない。きっと、良くなる」を合言葉に、7つの政策を公約の柱に据えています。大手の求人・人材紹介会社で約12年間、組織のコンサルタント業務や新規事業の開発に携わってきた森島候補は、「雇用・経済」を公約の一丁目一番地に掲げています。民間出身の営業力を生かした企業誘致の推進に加え、起業家や地元企業の新規事業支援策を新たに設けると訴え、支持を呼びかけました。

齋藤氏は重点的に取り組む公約として、産業の振興や子育て支援など6つの項目を掲げています。2期8年の実績として矢板北スマートインターチェンジなどを整備してきた一方で、積極的な財政改革を行って財源を着実に確保したことを強調しました。また、シャープ栃木工場の跡地に市内の事業者が木質バイオマスの発電事業を計画していることについては、周辺に住宅地があり市民から不安の声が上がっているとして改めて反対を表明しました。

今回の選挙をめぐっては、市の喫緊の課題である人口減少対策に加え、シャープ栃木工場の跡地での発電事業に対する見解が争点となる見通しです。

投票は4月7日日曜日の午前7時から午後7時まで市内16カ所の投票所で行われ、即日開票されます。

© 株式会社とちぎテレビ