金現物が過去最高値、6月の米利下げ観測高まる

[1日 ロイター] - 1日の取引で金の現物価格が過去最高値を付けた。米インフレ鈍化を示す指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)が6月に利下げするとの見方が高まった。

0103GMT(日本時間午前10時03分)時点で、金の現物価格は1%高の1オンス=2255.39ドル。一時2256.09ドルまで上昇し過去最高値を付けた。

米市場の金先物も1.7%上昇し、1オンス=2275.70ドル。

3月29日に発表された2月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.3%上昇。1月改定値の0.4%上昇から鈍化した。

パウエルFRB議長は29日、PCE価格指数は「私たちの期待に沿った」内容だったとの見解を示した。

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