企業関連の権利侵害情報取り締まり 中国で特別行動

企業関連の権利侵害情報取り締まり 中国で特別行動

 【新華社北京4月1日】中国中央サイバーセキュリティー・情報化委員会弁公室(中央網信弁)が3月30日、企業の権利を侵害する情報を集中的に取り締まり、企業と企業家のサイバー空間における合法的な権利・利益を確実に守るため、同弁公室がこのほど、「サイバービジネス環境の浄化・最適化-企業関連権利侵害情報(不法情報)の混乱是正」特別行動を手配・展開するとの通知を出したと明らかにした。

 今回の特別行動では企業や企業家の合法的権利・利益を侵害するサイバー情報コンテンツの混乱状態に焦点を当て、ウェブサイトプラットフォーム(PF)の主要な責任の徹底および企業関連情報通報のウェブサイトPFによる受理・処分の規範化を通じて、事実の根拠なく企業や企業家のイメージ・声望を汚し落とす▽虚偽不実の情報をでっち上げ流布する▽ゆすりたかりによって不法な利益を上げる▽企業の正常な生産・営業秩序を妨げる▽企業関連の公開情報を悪意をもってはやす-といった問題を重点的に是正するという。

 中央網信弁の担当者は次のように語った。各地の網信弁は現地のウェブサイトPFが特別行動の目標任務に照らして情報管理を強化し、既存の企業関連不法情報を徹底的に整理し、最も検索されているハッシュタグなど重点段階の管理を強めるよう指導監督し、関連するアカウントやMCN機関に企業関連の不法情報をはやし売り込まないよう厳しく求めなければならない。中央網信弁は企業と企業家が法に基づいて自身の権利・利益を守るのを奨励・支援し、「あえて事件を起こす」、情状の重いウェブサイトPFやアカウントは法に基づいて厳格に処罰し、各種の典型的事例を公開して、確実にサイバー分野の良好なビジネス環境を整える。

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