「勝つに値すると全員が思っていた」ブライトン相手に苦しむも逆転勝利のリバプール、デ・ゼルビ率いるブライトン相手に「最高のパフォーマンス」

勝利を喜ぶクロップ監督[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
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3月31日、プレミアリーグ第30節でリバプールはホームにブライトンを迎えた。

熾烈な優勝争い中の中、首位のアーセナルと3位のマンチェスター・シティが直接対決を迎えるとあり、この試合ではしっかりと勝利を収める必要があった。

しかし、試合は2分で失点。嫌な立ち上がりになるが、前半にルイス・ディアスのゴールで同点とすると、後半にはモハメド・サラーのゴールで逆転。2-1で勝利を収めた。

暫定首位に立ったリバプール。その後、シティとアーセナルが引き分けたことで、この時点で首位に立つこととなった。クロップ監督は試合後にパフォーマンスについて言及。難しい相手でありながら、チームとして高いパフォーマンスを見せたと語り、遠藤航、アレクシス・マク・アリスター、ドミニク・ソボスライの中盤の3人の活躍にもコメント。後半にしっかりと修正できたことが勝利に繋がったとした。

「私の観点からすると、ロベルト(・デ・ゼルビ)が率いるブライトン戦での最高のパフォーマンスだった。より多くのポゼッション、より良いポゼッション、試合のリズムは本当に良かった」

「ゴール以外にもボールを失った場面もあった。ピッチの高い位置でボールを失うことはあるが、だからといって失点をする必要はない。本当に良くやった」

「私が見た限りでは、素晴らしい仕上がりだった。反応はとても気に入ったが、フィニッシュでは少し急いでいたのもわかった。それは他の試合と同じレベルではなかった」

「我々のように常にチャンスを創り出すことはできず、そのうちの1つまたは2つは適切なチャンスでなければならない。前半は枠内シュートが足りず、シュートも転がるものがほとんどだった」

「より改善する必要があったが、それでもセットプレーで同点ゴールを決めた。これは常に良いことであり、とても役立つものだ」

「我々はハーフタイムに選手たちにいくつかの状況をみせ、何をやり続けるべきか、どこで落ち着かなければならないか、そして守備を改善できるのかを伝えた」

「我々はそれを試し、再び彼らに対してできる限りゲームの大部分をコントロールした。彼らを止めることは非常に強力であるために常に可能とは限らない。本当に大変な作業だ」

「最前線はハードワークする必要があり、適切な瞬間には忍耐強くなければならなかった。ワタル(遠藤航)とマッカ(アレクシス・マク・アリスター)が適切なスペースにいて、ドム(ドミニク・ソボスライ)が驚くべき役割を果たした。チェイスをかけ、カオスな状況を作り出し、本当に上手くいったと思う」

「彼らはボールを保持していたが、望んでいたボールの保持ではなかっただろう。それが助けになった」

「我々は素晴らしい2点目、3点目となったが、残念ながらオフサイドとなった。それでも良いゴールだった」

「次にはそのラインを越えなければならない。100%正直に言えば、このチームで10年間そうした状況に陥ったことはなかったので、もう少し緊張しているだろうと思っていたが、実際に選手たちは本当に落ち着いており、とても気に入った」

「彼らにはその瞬間があり、それが起こり得ることであり、完全に否定することはできない。ただ、我々は試合に勝った。試合に勝つに値すると全員が思っていた。本当に良い午後だった」

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