前回の話
親戚に不幸があり帰省することになったみほさん、すかさず義母に「ご実家が田舎だから都会の冠婚葬祭に比べて色々あるのかしら」さらに「親戚の葬儀で呼び戻すなんて田舎って図々しいのねぇ」と言われるも、同じ県内のくせにここは都会?とモヤるみほさんでした・・
義母は嫌味の天才です[4]孫の学習意欲にまで及ぶ嫌味ワールド
ある日のこと、
「おばあちゃん、僕ね、ひらがな読めるよ。く、る、まって書いてある」
「まあ、げんきくんすご~い!」
「ママが教えてくれたよ。お風呂にひらがな貼ってあるんだ」
とげんきくんが言うと
「みほさん、進学校出身だからって、小さいうちから子どもを勉強漬けにするとかわいそうよ。お風呂にひらがな表を貼ってるんでしょ?覚えろってことでしょ?」
「そ、そんなつもりじゃ・・」
突然義母に言われ、慌ててみほさんが答えると、
「最近はそうやって知識をつめこむのねぇ」
と呆れ顔の義母は・・
「貼っておくと、子どもたちも楽しくお風呂に入ってくれるし・・俺も教えてる」
「でも、勉強ばかりした人って、社会に出た時に使い物にならないって聞くわよ。ろくでもない大人に育たないか心配だわ」
偏見いっぱいの見方をする義母に、
「子どもたちも楽しく学んでますけど・・」
と困惑しつつみほさんが答えると、
「ああ~嫌だわ。少し頭がいいと、ああ言えばこう言うんだから」
文句を言う義母の近くにさくらちゃんがやって来て
「ほらーみてー!これ、『さくら』って読むんだって」
「すごいわねえ、でもお勉強ばかりしてたらだめよ。イヤならイヤって言うのよ」
とため息をつく義母は・・
「お勉強より大切なことがあるんだからね。学校も進学校より手に職をつけた方がいいんじゃない?」
そう言ってみほさんをチラ見・・
「お義母さんの偏見の方がよっぽど悪影響だわ・・」
義母の視線を感じながらそう思うみほさんでした。
最終話に続きます。
最終話
ママ広場オリジナルマンガ「義母は嫌味の天才です」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本]ママ広場編集部 [作画]マッマ
マッマ
2歳差の兄妹を育てています。