ポルシェが東京E-Prixで躍進! ウェーレインがランキング首位に…フォーミュラE

ウェーレイン(フォーミュラE東京E-Prix)

3月30日開催のABB FIAフォーミュラE第5戦東京E-Prixで、ポルシェのワークスドライバー、パスカル・ウェーレインが、ポルシェ「99Xエレクトリック」で5位に入り、ドライバーズランキングでトップに躍り出た。

チームメイトのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは4位入賞となり、今季初の表彰台を逃した。カスタマーチームと合わせて、東京E-Prixでは4台のポルシェ99Xエレクトリックがトップ6入りを果たした。

東京湾沿いの2.582kmのストリートサーキットで行われたレースは満員となり、ファンは日本初開催のフォーミュラEを歓迎した。3位争いは最後まで接戦が続き、ダ・コスタはフラッグ直前にアンドレッティ・フォーミュラEのジェイク・デニスにパスされた。ウェーレインはレース中盤、先頭集団での接触によるフロントウイングのダメージが響き、5位でフィニッシュした。

ポルシェとタグ・ホイヤーは、日本でのフォーミュラE初開催に合わせて、ポルシェ99Xエレクトリックにピンク色の特別カラーリングを施した。このカラーリングは、東京のネオンサインや日本のストリートアート、カーカルチャーへの敬意を表したものだという。

全16戦中5戦を終えた時点で、ウェーレインは63ポイントを獲得し、ドライバーズランキングのトップに立った。タグ・ホイヤーポルシェフォーミュラEチームもチームランキングで2位を堅守し、首位のジャガーに17ポイント差まで迫っている。

ファクトリー・レーシング・フォーミュラEディレクター、フロリアン・モドリンガー
「現地の熱心なファンは、この特別に企画されたイベントに非常に好意的だった。今後もここでレースができればと思っている。ドライバーとチーム両方のランキングにおいて重要なポイントを獲得することができた。この結果は2週間後にミサノで開催されるダブルヘッダーに向け、すばらしい足がかりとなる」

ポルシェワークスドライバー、パスカル・ウェーレイン(#94)
「ドライバーズランキングではトップに立ったが、自分のレースには満足していない。いくつかのアクシデントで順位を落としてしまった。そうでなければ表彰台を狙えたはずだ」

ポルシェワークスドライバー、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(#13)
「チェッカー間近で表彰台を逃したことは、本当に残念だ。2位を狙おうとしたらバリアに押し込まれてしまった。全体的にはすばらしいレースだった。力強い戦略を実行に移すこともできた」

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