コロナワクチン接種、全額自己負担に 相談電話窓口も終了「救急車?」迷ったときは#7119へ

新年度のスタートとともに、変わったものがたくさんありますが、新型コロナウイルスの対応も大きく変わりました。これまで全額公費でまかなわれてきたワクチンの接種費用などの支援が3月で終了しました。

新型コロナのワクチンは、これまで全額が公費でまかなわれ、無料で接種できましたが、その支援が終わります。4月からワクチンの接種は任意となり、最大およそ1万6000円が自己負担となります。一方で、重症化リスクの高い高齢者などは、自治体から補助が出るため、自己負担は7000円程度になるということです。

県はワクチンについて、「重症化リスクが高い人は医療機関と相談のうえ、接種してほしい」と呼びかけています。

24時間体制の電話窓口も終了 相談したいときは?

国内で新型コロナウイルスの感染が確認されてからおよそ4年。これまで様々な対策が取られてきましたが、4月からは大きく変わります。

まず、ワクチンの接種は、自己負担となります。今後はどう接種していけばいいのか。福島県の担当者は「回数などは決まっていないので、医療機関に相談して接種してほしい」としています。

また、高齢者などは年1回、秋から冬に接種する「定期接種」の対象となるので、これには自治体からの補助が出ます。

このほかにも、体調不良のときや感染した際の健康相談などを24時間体制で受け付けてきた電話窓口が終了しました。4月からはかかりつけ医などに相談してほしいとしています。

こうしたかかりつけ医がない場合は、県内の医療機関の情報をまとめた「ふくしま医療情報ネット」を活用してほしいと呼びかけています。また、救急車を呼ぶか迷った際には、「#7119」に連絡するよう合わせて呼びかけています。

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