鹿児島県の新規採用職員の辞令交付式が1日、県庁講堂であった。173人が期待と責任を胸に臨んだ。
代表で鹿児島地域振興局農林水産部農業土木技師の秋山凜太朗さん(22)が「全体の奉仕者として、誠実かつ公正に職務を執行する」と宣誓した。
塩田康一知事は訓話で、「県政の主役は県民。ニーズを把握して政策を議論してほしい。柔軟な思考で、時代に合わなくなっている『県庁文化』も指摘してほしい」と呼びかけた。
人事課によると、職員の定年延長などで採用者数は23年度より34人減。会場は、採用数を抑制した時期や新型コロナウイルス禍をはさみ、2005年以来19年ぶりに講堂で開いた。