重岡銀次朗「実力は出せた」 ボクシング世界戦から一夜明け

2度目の防衛から一夜明け、記者会見するIBFミニマム級王者の重岡銀次朗=1日、名古屋市

 国際ボクシング連盟(IBF)ミニマム王者の重岡銀次朗(ワタナベ)が2回KO勝利での2度目の防衛から一夜明けた1日、名古屋市内で記者会見に臨み「実力は出すことができた。もっと強くならないといけない。意識を高めていく」と傷のない顔で語った。

 同じ興行で世界ボクシング評議会(WBC)同級王座から陥落した兄優大(ワタナベ)の治療に付き添うなどし、睡眠は2時間ほどだったという。「悔しくて何て声をかけたらいいかと思った」と複雑な表情。今後は海外合宿を希望し、将来的には兄が敗れたメルビン・ジェルサエム(フィリピン)との対戦を視野に入れる。「必ず倒せるように準備をする」と力を込めた。

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