広島市は1日、原爆資料館(中区)の2023年度の入館者数をまとめ、過去最多の198万1617人(速報値)となったと発表した。同市で昨年5月に開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)を受け、被爆地への関心が高まったことなどが追い風となった。
23年度の入館者数は、1955年の開館以来最多だった19年度の175万8746人を22万2871人上回った。3月5日に180万人、同23日に190万人台に突入していた。サミットを機に各国首脳たちが訪れた原爆資料館への関心が高まったのに加え、新型コロナウイルス水際対策の緩和や円安などが影響したとみられる。