バングラ初の集中型風力発電所、全面稼働 中国企業が建設 

バングラ初の集中型風力発電所、全面稼働 中国企業が建設 

コックスバザール風力発電所の風力タービン。(3月22日撮影、ダッカ=新華社記者/孫楠)

 【新華社ダッカ4月1日】バングラデシュのコックスバザールにある同国初の集中型風力発電所でこのほど、風力発電ユニットの最後の1基の設置が完了し、全面稼働を開始した。バングラデシュ政府高官はこの発電所について、同国のエネルギー源を多様化し、再生可能エネルギーの発展を前に進めると期待を示した。

バングラ初の集中型風力発電所、全面稼働 中国企業が建設 

コックスバザール風力発電所の風力タービン。(3月22日撮影、ダッカ=新華社記者/孫楠)

 中国発電大手・国家電力投資集団傘下の五凌電力が投資・開発、インフラ建設などを手がける中国電力建設集団傘下の中国電建集団成都勘測設計研究院が建設を担い、2021年9月に着工。23年10月の最初の稼働から累計発電量は5千万キロワット時に上り、二酸化炭素(CO2)排出量を1万5千トン削減した。

 全面稼働後の発電量は年間1億4500万キロワット時を超え、石炭消費量を4万4600トン、CO2排出量を10万9200トン削減し、10万世帯の電力需要に対応できる。

バングラ初の集中型風力発電所、全面稼働 中国企業が建設 

コックスバザール風力発電所の風力タービン。(3月22日撮影、ダッカ=新華社記者/孫楠)

 五凌電力バングラデシュ支社の黒昭(こく・しょう)総経理は同発電所について、中国企業が投資家として初めて同国に導入した風力発電所で、同国の風力発電の空白を埋めたと説明した。建設の過程では中国の方式、標準、設備を採用し、バングラデシュの再生可能エネルギー産業の継続的な発展を促すとともに、風力発電事業の実務を担う技能人材を育成し、地元に1500以上の雇用機会を創出したと明かした。(記者/孫楠)

バングラ初の集中型風力発電所、全面稼働 中国企業が建設 

コックスバザール風力発電所の風力タービン。(3月22日撮影、ダッカ=新華社記者/孫楠)

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コックスバザール風力発電所の風力タービン。(3月22日撮影、ダッカ=新華社記者/孫楠)

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コックスバザール風力発電所の風力タービン。(3月22日撮影、ダッカ=新華社記者/孫楠) 

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