紅こうじ対策本部、3日に初会合 大阪市、専従組織で調査

大阪市の横山英幸市長

 小林製薬の「紅こうじ」を使ったサプリメントを巡る健康被害問題で、大阪市の横山英幸市長は1日、自身を本部長とする市の対策本部を3日に設置し、初会合を開くと発表した。保健所職員ら十数人体制の専従チームを置き、国や関係自治体と連携して健康被害状況や製造過程を調査するほか、商品回収に当たる。

 横山氏は記者会見で、厚生労働省と3月30日に実施した原料製造工場への立ち入り検査について「製造過程でのイレギュラーや被害発生原因は現時点でつかんでいない」と述べた。昨年12月に閉鎖したため機械はほとんど残っておらず、製造環境や経緯の確認にとどまったとした。

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