【プレミアリーグ 第31節 プレビュー】過密日程の中で負けられない上位3チーム “日本人対決”実現にも期待

日本時間4月3日から5日にかけて、プレミアリーグ第31節の10試合が行われる。ミッドウィーク開催となるため前節から中2~3日、今節終了後は再び中2~3日で次節を迎える過密日程のなか、上位3チームは勝ち点の取りこぼしが許されない試合となる。
 

◉注目カード

■リヴァプール vs シェフィールド・ユナイテッド
前節ブライトンに逆転勝ちし首位に返り咲いたリヴァプールは、最下位シェフィールド・ユナイテッドをホームに迎えての一戦となる。直近のリーグ戦での直接対決では6連勝中、その間に13得点1失点と圧倒している相手であり、しかも今シーズンのリーグ戦ではいまだに無敗のホームゲームであるだけに、確実に勝ち点3を手にしたい。前節ブライトン戦は1点差ゲームだったこともあり、最後まで高強度のプレーを強いられた。中3日でどこまでリカバリーできるか。中盤で圧倒的な存在感を示している遠藤航にも注目だ。

■アーセナル vs ルートン・タウン
前節のマンチェスター・シティ戦をスコアレスドローで乗り切ったアーセナルは、ルートン・タウンとホームで対戦する。直近の公式戦で10戦未勝利と苦戦が続く相手との一戦だけに、こちらも確実な勝利が求められる。多く抱えていたケガ人が続々と復帰するなか、マンチェスター・シティ戦で途中交代し、負傷の可能性があるブカヨ・サカが懸念材料と言える。一方で冨安健洋はマンチェスター・シティ戦で途中出場しており、この試合では橋岡大樹との“日本人対決”にも期待が高まる。

■マンチェスター・シティ vs アストンヴィラ
3位マンチェスター・シティと4位アストンヴィラは、ジョゼップ・グアルディオラ vs ウナイ・エメリという卓越した手腕を持つ“スペイン人指揮官対決”という側面もある。両者の勝ち点差は「4」。アストンヴィラとしては、それを「1」まで縮めるチャンスの試合となる。マンチェスター・シティはカイル・ウォーカーがイングランド代表の試合で負傷したのに加え、前節アーセナル戦ではナタン・アケも右ふくらはぎを痛めて途中交代。最終ラインの陣容にやや不安がある。

■その他の見どころ
チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッドは、本来であれば上位争いとして実現していてもおかしくないカードだ。タイトルレースからは脱落している両者だが、お互いのプライドを懸けた戦いになるだろう。ケガから復帰し、前節、移籍後初ゴールを挙げたマンチェスター・ユナイテッドのメイソン・マウントは、もともとはチェルシーの生え抜き選手。かつての本拠地でどのようなパフォーマンスを見せるかに注目したい。また、トッテナム vs ウェストハムは5位と7位の上位対決。第15節の対戦時は2-1でウェストハムが勝利しており、トッテナムとしては連敗だけは回避したいところだろう。
 

◉プレミアリーグ 第31節 対戦カード

4月3日(水)
3:30 ニューカッスル vs エヴァートン
3:30 ノッティンガム・フォレスト vs フラム
3:45 バーンリー vs ウルブス
3:45 ボーンマス vs クリスタルパレス
4:15 ウェストハム vs トッテナム

4月4日(木)
3:30 ブレントフォード vs ブライトン
3:30 アーセナル vs ルートン・タウン
4:15 マンチェスター・シティ vs アストンヴィラ

4月5日(金)
3:30 リヴァプール vs シェフィールド・ユナイテッド
4:15 チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド

※時刻はすべて日本時間

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