歴史ある中央大街、ネット時代にも大人気 中国黒竜江省ハルビン市

歴史ある中央大街、ネット時代にも大人気 中国黒竜江省ハルビン市

 【新華社ハルビン4月1日】中国黒竜江省ハルビン市道里区を流れる松花江近くに位置する中央大街は1898年に建設され、繁華街として長く人々に親しまれてきた歴史を持ち、現在は歩行者天国になっている。全長は1.45キロ、87万個の石材で舗装されており、通りをゆっくり歩くと、中国文化と西洋文化が深く融合した風格ある独特の雰囲気を感じることができる。

 かつてハルビンには数十カ国の国と地域の外国人が住み、中央大街に残された建物にはバロック、ルネサンス、折衷主義、アールヌーボーなどの建築様式を見ることができるため、「屋外建築芸術博物館」とも呼ばれている。

 この通りはネットで人気の観光スポットであるだけでなく、同市に住む人々からも街歩きに最適な場所として親しまれ、四季折々の魅力が楽しめる。

 ハルビン市中央大街管理委員会弁公室の邴卓(へい・たく)副主任によると、中央大街では一年を通してさまざまな風景が楽しめ、季節ごとに多様なイベントを企画している。特に夏に行われるホテルのバルコニーでの生演奏や、街角コンサート、フロートパレードなどは「音楽の都」としての魅力を際立たせているという。(記者/劉赫垚、張玥、張啓明)

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