エンジェルスが3試合目で今季初勝利!「皆さん、息を吐いてもいいですよ」と担当記者がファンを思いやり。2戦合計24失点の連敗から挽回

ロサンゼルス・エンジェルスが現地3月31日に行なわれたボルティモア・オリオールズとの試合を4ー1で制し、開幕3戦目でシーズン初勝利を挙げた。

エンジェルス・ファンの喜びもひとしおだ。というのもエンジェルスはシーズン開幕戦となったオリオールズとの初戦を3ー11で落とすと、2戦目も4ー13と大敗。2試合で喫した24失点は、米国で衝撃をもって伝えられていた。

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、大量失点からのシーズン初白星を受けて、「皆さん、息を吐いてもいいですよ」とファンを思いやると、「最初の2試合で24失点をしたが、3戦目となった試合は4ー1で勝利。大きく立ち直った」と伝えた。

打線も計6安打ながら、効果的に得点を重ねた。初回に2番ノーラン・シャヌエルが右前打で出塁すると、4番テイラー・ウォードが2戦連発となる2ラン本塁打。2回には6番ルイス・レンヒーフォ、7番ローガン・オホッピーが連続安打を見せると、9番ザック・ネトの適時打などで2点を加えた。
投手陣も過去2試合から一転、好投を見せた。先発したリード・デトマーズが5回を投げて7奪三振。失点を1に抑えて試合を作ると、2番手のホセ・ソリアーノが6~8回を無失点と完璧な救援を見せ、9回は守護神カルロス・エステベスが3人で打ち取り、4ー1でシーズン初勝利。「勝つためにできることをすべてやった」とロン・ワシントン監督は語った。

ボリンジャー記者によると、勝利投手となったデトマーズには気負いがなかったという。「自分たちがどんなチームなのか理解している。2試合目が終わった後に全体ミーティングを行なったのは、チームを落ち着かせるためだった。監督は“どのように立ち直るかが大事だ。プレーを楽しんで来い”という感じだったから、プレッシャーはなかった」と先発左腕は勝因を説明した。

3連敗を免れたエンジェルスは、現地4月1日からマイアミ・マーリンズと3連戦を行なう。初戦の先発はチェイス・シルセスの予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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