「志忘れず確かな歩みを」 上川外相、新人職員を激励

外務省の入省式で訓示する上川外相=1日午後

 上川陽子外相は1日、外務省の入省式で訓示し、新人職員を激励した。外交の果たす役割はかつてなく大きいとした上で「皆さんはやりがいのある時代に日本外交を背負って立つことになる。高い志を忘れず、一歩ずつ確かな歩みを進めてほしい」と述べた。

 日本外交の最大の財産は「人」だと強調。新人職員の半数以上が女性であることに触れ「一人一人が自らの多様性に自信を持ち、自分の頭でしっかり考えて意見し、議論を尽くしてほしい」と呼びかけた。

 総合職で入省した赤木芙実加さん(24)は「女性が活躍できる職場であることに感銘を受けた。頑張りたい」と記者団に抱負を語った。

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