中国非製造業PMI、3月は53.0 引き続き改善

中国非製造業PMI、3月は53・0 引き続き改善

陝西省西安市のエンタメ施設「長安十二時辰」テーマ街区で来場者と交流する伝統衣装姿のスタッフ(左)。(資料写真、西安=新華社記者/蔡馨逸)

 【新華社北京4月1日】中国国家統計局サービス業調査センターと中国物流購買連合会(CFLP)が3月31日に発表した3月の非製造業購買担当者景況指数(非製造業PMI)は前月比1.6ポイント上昇の53.0で、好不況の節目となる50.0を上回り、引き続き改善した。

 同センターの趙慶河(ちょう・けいか)高級統計師は、3月の非製造業PMIの特徴として次の2点を挙げた。

 ①サービス業が回復して上向いた。サービス業ビジネス活動指数は1.4ポイント上昇の52.4で、1、2月に続いて上昇し、サービス業の拡大ペースは加速した。企業生産と密接に関わるサービス業の生産・経営活動は活発で、うち郵政業、電気通信・ラジオ・テレビ・衛星通信サービス業、通貨・金融サービス業などの指数は60.0以上の高水準となり、業務量は高めの伸びを示した。卸売業、鉄道輸送業、リース・ビジネスサービス業などは53.0以上となり、景況感が改善。飲食業、不動産業などは50.0を下回り、景況感が悪化した。業務活動予期指数は0.1ポイント上昇の58.2で高水準を維持し、大多数のサービス業企業が将来の市場の発展を引き続き楽観視していることが分かった。

 ②建設業全体の拡大が加速した。気候が暖かくなり、工事が春節(旧正月)明けに一斉に始まった影響で、各地で建設工事が加速した。建設業ビジネス活動指数は2.7ポイント上昇の56.2で、うち土木工事建設業の指数は59.8で高水準を維持し、施工が速いペースで進んだ。市場見通しは、業務活動予期指数が3.5ポイント上昇の59.2で、今後短期間の産業発展に対する企業の自信の高まりを示した。

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