関東管区機動隊 34人の警察官に指定書交付 栃木県警 

とちぎテレビ

能登半島地震で行方不明者の捜索活動などの任務に当たってきた、栃木県警の関東管区機動隊の指定書の交付式が4月1日、県警察本部で行われ、34人の警察官が指定されました。

交付式には、任期を終え除隊する警察官34人と、新たに入隊する34人の合わせて68人が出席しました。隊員らは2024年1月に発生した、能登半島地震の被災地で家屋の下敷きになった行方不明者の捜索などに当たったほか、G7広島サミットなどの警備を行ってきました。

県警察本部の難波健太本部長は訓示で、除隊する隊員らに「被災者のために全力を尽くし、警察全体の威信を高めた」と労いました。一方、入隊する隊員らには「あらゆる課題に一丸となって立ち向かう屈強な部隊を構築してほしい」と激励しました。

小隊長に就任した地域部機動警察隊の福田安紘さんが代表して、難波本部長から指定書を受け取り、宣誓しました。

関東管区機動隊の任期はおおむね2年で、県警察学校で実践的な警備の訓練を行っていくということです。

関東管区機動隊の前小隊長 高橋孝幸さんは「一番印象に残ったのは、能登半島地震にともなう出動。出動時は断水の続くところも多かった。一日も早く復興できるよう、できることがあればやっていきたい」と話していたほか、関東管区機動隊の新小隊長 福田 安紘さんは「あらゆる困難に立ち向かっていける精強な部隊をつくっていきたい。厳しい現場がたくさんあると思うが、それに対応できる厳しい訓練を行っていきたい。」と話していました。

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