和歌山で「町家の人形めぐり」 真田幸村ゆかり、九度山駅前

和歌山県九度山町で始まった「町家の人形めぐり」で、展示されたひな人形=1日

 戦国武将真田幸村ゆかりの地として知られる和歌山県九度山町で1日、恒例の「町家の人形めぐり」が始まった。南海高野線九度山駅前から約1キロ続く商店街の店舗や住宅約40軒の玄関などに、ひな人形や五月人形が飾られ、観光客を楽しませている。5月5日まで。

 特設展示場には高さ約3メートルの9段のひな壇などに、御殿びなをはじめ約300体のひな人形が並ぶ。天井には手作りの藤棚や辰年にちなむ竜の張り子が設置されている。

 相模原市の会社員太田智市郎さん(62)は「町を挙げてやっているひな祭りを見るのは初めて」と話した。

 人形めぐりは、地元有志でつくる「九度山町住民クラブ」が主催し、16回目。

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