気温変化大きかった 寒の戻りの一方で月末に高温記録も 3月の天候まとめ

3月の天候まとめ 出典=気象庁HP

 気象庁は1日(月)、3月の天候まとめを発表した。気温は、暖かい空気に覆われやすい時期があったため、北・西日本で高かった。降水量は、低気圧や前線の影響を受けやすく、東・西日本の日本海側と東・西日本の太平洋側でかなり多かった。特に、東日本の太平洋側は月降水量平年比が170%となり、1946年の統計開始以降で3月として1位の多雨となった。

上旬の天候

 寒気が流れ込みやすく、北・東・西日本では旬平均気温が低く、北日本の日本海側で降雪量が多かった。2日は西日本の日本海側でも降雪があり、4日は北・東日本の日本海側で大雪となった所もあった。8日には南岸低気圧の影響で、関東の平野部でも降雪があり、東京都心で3月としては4年ぶりの積雪を観測した。

中旬の天候

 低気圧や前線の影響で、東日本の日本海側と東日本の太平洋側で旬降水量が多かった。12日から13日にかけてと、18日から20日にかけては、発達した低気圧や寒気の影響で北・東・西日本では荒れた天気となった所があった。

下旬の天候

 期間のはじめは寒気が流れ込んだが、その後は暖かい空気に覆われやすく、期間の終わりは全国的に気温が平年を大きく上回る日もあった。31日は関東以西で25℃以上の夏日が100地点以上にのぼり、東京都心で28.1℃を観測するなど70地点(タイ8地点含む)で3月1位の高温を記録した。

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