別サプリでも健康被害判明 47人分析、8割が今年受診

小林製薬の「ナイシヘルプ+コレステロール」

 小林製薬の「紅こうじ」成分を含むサプリメントを巡り、日本腎臓学会は1日、独自調査で健康被害を確認した47人の分析結果を公表した。46人は「紅麹コレステヘルプ」を服用。残る1人は「ナイシヘルプ+コレステロール」を服用、この商品の健康被害判明は初めてとみられる。初診日は昨年11月以降で約8割が今年1月以降に受診していた。40~69歳が9割を占め、死亡例の報告はなかった。

 厚労省は昨年9月以降に製造されたコレステヘルプを摂取した人に健康被害が偏っているとの報告を同社から受けたと明らかにしていた。大阪市によると現時点でナイシヘルプは北陸地方などで約40個販売されたことが確認されている。

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