元オリンピック選手の技学ぶ バドミントン米倉さんが伊勢崎(群馬)の小中高生を指導

ラケットを持ってショットのこつを教える米倉さん

 スポーツの楽しさを伝えようと、シドニー、アテネ五輪に出場した元バドミントン選手の米倉加奈子さん(47)が31日、群馬県伊勢崎市のアイオーしんきん伊勢崎アリーナ(市民体育館)で小中高生53人を指導した。ショットの技術や体の使い方などを、ラケットを振って実演した。

 米倉さんはラケットを切るようにして振り相手の手前に落とす「カット」、シャトルをたたきつけるように打ち込む「スマッシュ」の打ち方を教えた。ショットの時に大切な点として、ラケットのグリップを正しく持つことを挙げた。

 伊勢崎清明高2年の永島晄太朗さんは、米倉さんとラリーで打ち合った。「ショットの技術を学んだ。インターハイ予選でいい成績を残したい」と興奮した様子だった。

 NPO法人日本オリンピアンズ協会(東京都、小谷実可子会長)が主催し、全国を巡回して教室を開いている。伊勢崎市バドミントン協会(矢内進会長)が共催した。

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