藤井聡太4年連続の最優秀棋士賞 史上初の全八冠独占

藤井聡太八冠

 第51回将棋大賞選考委員会が1日、東京都内で開かれ、2023年度の最優秀棋士賞は史上初の全八冠制覇を果たした藤井聡太竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖(21)が4年連続4度目の受賞、記録部門の勝率1位賞(8割5分2厘)も獲得した。

 優秀棋士賞は藤井八冠と同学年の伊藤匠七段(21)、敢闘賞は丸山忠久九段(53)、新人賞には藤本渚五段(18)がそれぞれ選ばれた。

 藤井八冠は昨年10月、王座戦5番勝負で永瀬拓矢九段(31)を3勝1敗で破り、八大タイトルの全てを独占したことが評価された。記録部門の勝率で藤井八冠は歴代2位の好成績を収め、8割以上は7年連続となった。

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