トルコ製造業PMI、3月は50.0 生産微増・受注は小幅減

[イスタンブール 1日 ロイター] - イスタンブール商工会議所とS&Pグローバルがまとめた3月のトルコ製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.0だった。生産が微増した一方、新規受注と雇用が小幅に減少した。

2月は50.2だった。PMIは50が好不況の分かれ目となる。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクス・ディレクター、アンドリュー・ハーカー氏は「3月はトルコの製造業にとって安定した月だった。最近の需要トレンドが続けば、第2・四半期中に成長が勢いを増すことが期待される」と述べた。

新規受注の減少ペースは過去9カ月で最低。需要が相対的に改善しており、一部の企業が生産と購買活動を拡大した。

在庫は引き続き伸び悩んだ。一部の企業は紅海の混乱で投入資材の入荷が遅れたと回答した。

原材料価格の上昇とトルコリラの下落が3月の投入価格と産出価格を押し上げる主因となった。

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