もふもふでふさふさで、とってもかわいいモルモット。アニメの影響もあり、近年ますます人気が高まっている動物だ。
しかしそんなモルモットが、意外と「排泄量が多い動物」なのを、皆さんはご存知だろうか。
どのぐらいかというと、このぐらいである。
これは2024年3月25日に足立区生物園(東京都足立区)の公式Xアカウントが
「モルモット は1日に何個うんちをするのか、数えてみました。この日は128個!形が崩れてしまったものもあるので、実際にはもう少し多いかも。 やはり、ケージのお掃除は1日2回が妥当と思われます。お迎えを検討されている方、ご参考ください」
と呟きながら投稿した画像だ。
ズラッと並べられているのは、足立区生物園で飼育されているモルモットのぽてとちゃん(2歳・女の子)が排泄したうんちだ。
その数なんと128個! 形が崩れてしまったものも含めると、もっと多いかもしれないそう。
こんな小さな体で、そんなにいっぱいうんちをするとは、驚きだ。
この投稿を見たXユーザーからも、次のような反応が寄せられていた。
「本人もびっくり」
「そんなにするのね...いっぱい食べるのよ...」
「個数が案外すごいな!と思いましたが、個数を知ったら回数も気になりました」
「げっ歯類はうんちも可愛い」
それにしても、なぜうんちの数を数えたのだろう?
Jタウンネット記者は27日、足立区生物園を取材した。
なんで計測したの?
足立区生物園はよく、「モルモットを飼うのは大変ですか?」という質問を受けるそう。
その際、モルモットは排泄量が多いことやトイレの場所を決めない子多いことを説明している。
しかし、何をもって「大変」とするかは人それぞれ。
「より具体的な数字を示した方がイメージを抱きやすいかと思い、うんち計測するに至りました」(足立区生物園)
安易にモルモットを飼ってしまわないよう、飼育の大変さを日々伝えている足立区生物園。
だが、「絶対に飼わないで!」と思っているわけではないという。
「きちんと生態について調べ、愛情をかけてお世話すれば素晴らしい心の財産をもらえます。私たちは新しい飼い主さんたちが、終生飼養(動物がその命を終えるまで適切に飼養すること)を守っていただくことを願っています」
実際に、今回のうんち計測の反響の中には「お迎えを迷っていたけど諦めがつきました」という内容もあった。それを受け、足立区生物園は「ある意味お役に立てたかと思っています。今後もヒトと動物たちがより良い関係を築いていけるように色々工夫していきたいです」とコメントした。