元神戸ポドルスキが現役時代「会長就任決定」資産330億円で政界進出公言も

ルーカス・ポドルスキ 写真:Getty Images

かつてヴィッセル神戸でプレーしていた元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは、現在FW上月壮一郎(元京都サンガ所属)とともにポーランド1部グールニク・ザブジェでプレー。今月1日に2023/24シーズン限りでの現役引退を表明したほか、引退後のセカンドキャリアも明かしている。

ポドルスキは1日にX(旧ツイッター)を更新。ポーランド語で「親愛なる皆さんへ」と切り出すと、「今シーズン終了後、私はサッカー選手としてのキャリアを終えるよ」とファン・サポーターに報告。「引退後は政治活動とザブジェの発展に尽力したい。クラブの監査役会の決定により、クラブ理事会の会長に就任することが決まった。さらに、私はザブジェ市長選挙に立候補するつもりだ」と、今後のキャリアプランも明かした。

ポドルスキはケルン、バイエルン・ミュンヘン、アーセナル、インテル、ガラタサライなどを経て、2017年7月から2年半にわたり神戸に在籍。神戸退団後はトルコ1部アンタルヤスポルを経て、2021年7月からザブジェでプレー。昨年5月に2025年6月までの2年契約を新たに結んだが、契約期間途中でスパイクを脱ぐ決断を下している。

一方、英メディア『デイリーメール』は今年2月27日、ポドルスキの資産が1億7700万ポンド(約338億円)だとリポート。ドイツ国内でのケバブ専門チェーン店展開やアイスクリームブランドなどの事業展開を伝えている。

以前、ドイツ誌『11 Freunde』のインタビューで「チームメイトは練習を終えるとゴルフに行って、一日中ブラブラしている。私はこの事業を100%支持しているんだ。できる限り協力している。今後もこのプロジェクトを発展させていきたいと思っているし、いつも地に足をつけているよ」と、事業の更なる成功へ意欲を覗かせていたポドルスキ。シーズン終了まで残り2か月を切っている中、第2の人生にむけてモチベーションを高めているようだ。

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