東・西日本、降水量多く 気象庁、3月の天候まとめ

気象庁の庁舎

 気象庁は1日、3月の天候まとめを発表した。低気圧や前線の影響を受けやすく、降水量は東・西日本でかなり多かった。特に東日本太平洋側は平年比170%と、1946年の統計開始以降で3月として最も多くなった。

 地方別に見ると、東海が平年比179%で3月の1位を更新。地点別では長崎市が平年の約3倍、長野市と静岡市が2倍を超えるなど、10地点で3月として最多の降水量となった。

 気温は、上旬など寒気の流れ込みやすい時期があったが、その他は暖かい空気に覆われやすかったため、北・西日本で高く、東日本と沖縄・奄美で平年並みだった。

 降雪量は北日本や東・西日本日本海側で平年並みで、東日本太平洋側は多かった。

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