長らくオリックス愛もつ元フジテレビアナ 独立時にメディアへ夢あかすと「記者が15秒くらい無言に」

フリーアナウンサーの田中大貴

元フジテレビアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして活躍する田中大貴が、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組の公開収録で、独立時の秘話を明かしました。

【写真】オリックス愛あふれるフリーアナウンサーの田中大貴 自身の代名詞的な野球実況フレーズがタオマフに!

神戸・六甲アイランドの神戸ファッションプラザ商業棟「ROKKO i PARK」新装オープンにあわせて行われたラジオ番組の公開収録。そのイベントに臨んだ田中アナは、同6階と7階に設けられている神戸のスポーツの歴史やゆかりのチームの展示パネルのコーナーの紹介時、大阪と神戸のダブルフランチャイズとなっているプロ野球オリックスの話題になると、少年時代から持っていた「オリックス愛」にまつわるエピソードを披露しました。

2018年春にフジテレビを退社し、フリーの道を歩むことになった、田中アナ。独立する際にはメディア各社による囲み取材が行われたそうです。その中で特に印象深かったのが、デイリースポーツ記者との質疑応答だと振り返ります。

「忘れもしない……デイリースポーツさんからいらっしゃった記者さんに『これまで(フジテレビでは)ヤクルトの実況を多くされていましたが、(独立後)実況したいのは関西のあのチームですよね』と聞かれたんです。『そうです』と答えると、続けて『どこのチームですか?』と聞かれたので、『オリックスバファローズです!』と答えた瞬間、ひっくり返るのではなくて、15秒くらい記者さんが無言になりましたからね……(笑)。当時、あれだけ弱かったオリックスの実況をしたくてフジテレビを辞める奴がおるのかと……そういう感じだったのでしょうね」(田中アナ)

2000年から2020年までパ・リーグでAクラスがわずか2回(2008年と2014年にいずれも2位)と、もがき苦しんでいたオリックス。それでも、少年時代から愛着を持つチームの実況をするという、1つの夢をかなえた田中アナ。この年末年始にはラジオ番組でオリックス特集を大々的に組めば、「ゆくゆくはオリックスの番組も作りたい」と今後の夢を明かします。

そんな愛すべきチームは今、パ・リーグ3連覇中。2022年には日本一も成し遂げました。一昨年末の吉田正尚選手(→ボストン・レッドソックス)に続いて、昨年末には山本由伸投手(→ロサンゼルス・ドジャース)、山崎福也投手(→日本ハムファイターズ ※「崎」=たつさき)と、相次いで主力が抜けていますが、新エースの宮城大弥投手や若きホープの山下舜平大投手をはじめ、活躍が楽しみな逸材は今年も豊富です。

「今年もオリックスは強いと思うので楽しみですね!」と、リーグ4連覇、日本一奪還を狙うチームの躍進に期待をかける、田中アナ。今シーズンも3月29日からプロ野球が開幕したなか、早速オリックスの開幕戦中継の実況を担当するなど、プロ野球、MLBなどのスポーツ実況で活躍中です。多彩な人脈や経験をいかした取材力と豊富な知識をもとにした田中アナのアナウンスはもちろん、マイク越しに響きわたる自身の代名詞的な野球実況フレーズ「捉えたぁぁぁぁ!!」にも注目です。

※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2024年3月25日放送回より

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